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2008年10月14日「金融激変」困難なときにこそ、ニーズに応えたサービスを
2008年度下期が始まりました。
9月から10月に掛けて、金融市場は大混乱しました。市場の見通しは弱気一色となり、欧米では金融機関の合併、大手銀行への支援、預金保険の拡大などの動きが続きました。あまりの急激で大きな変化に100年に一度(大恐慌以来)の出来事だという人もいます。
確かに異常な事態です。しかし、人々の日々の活動が止まってしまったわけではありません。この変動の先に平時が戻ってくるはずです。ただ、そのときに金融のルールは変わっている可能性が高いように思います。リーマン以前とリーマン以後と認識されるようになるのではないでしょうか。
リーマン・ブラザーズなどの米国投資銀行の破綻は収益最大化を目指して高いレバレッジを取りすぎ、巨額のリスクをコントロールできなくなったことの結果という面があります。その意味では、無理なレバレッジを回避してきた日本の金融機関のスタンスは正しかったといえます。ただ、これからは米国の金融機関も軒並み銀行となって同じような規制のもとで競争が始まります。
リーマン以前が金融工学を使って、高いレバレッジを取る方法がもてはやされた時代であったとすると、リーマン以後はリスクを極力抑えて、証券業務は仲介に徹し、銀行業務は貸し出しを吟味する時代となるのではないでしょうか。改めてそのようなリスクをどこまでとるのかという管理が重要になってくると思います。リスクとリターンは右肩上がりの(リスクが高ければリターンが高いという)関係にあります。ですから、リスクをコントロールできるのであれば、できるだけリスクをとったほうが高い収益率を期待できることになります。しかし、コントロールできるリスクには限りがあります。企業経営であれ個人の資産運用であれ、リスク控除後のベースで納得できる収益水準があるはずです。リスクを回避しようとだけすると、リターンは低くなります。資本と人的資源を使っている金融機関として、リスク控除後の高い収益を目指していくべきだと考えます。
現在の混乱のあと、どのようなビジネスモデルが主流となるのかについては分かりませんが、私たちが経済活動を続ける限り、金融は必要とされます。ソニーバンクも個人の金融に対するニーズというものを正確に捉えて、よりよいサービスを提供する態勢を作っていきたいと思います。困難なときにこそ、真価が問われます。金融激変の中でこそソニーバンクらしいサービスを提供していきます。
ソニー銀行株式会社
代表取締役社長 兼 CEO![]()

