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ソニーバンクからのメッセージ

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2007年11月12日成熟する体験から学ぶ

安倍首相の突然の辞任の驚きの印象が消えないうちに、民主党の小沢代表の辞任騒ぎが起こりました。

昔から、出処進退は難しいといわれます。人は往々にして地位に固執するからです。そこで、「退くときは相談するな」といわれるのでしょう。しかし、最近の出来事をみると、その常識も変わってしまったかのようです。地位に恋々としないという意味では、まったく固執とは対極的であり、一見潔いようにも見えます。しかし、印象はそこで留まらず、投げ出したような、どこか堪え性がない幼さが伴います。責任ある役割を担い、期待されている以上、約束した目的を遂行する意志というものが行動の芯に通っているべきではないかと思います。

出処進退の主役は十分に人生経験を積んでいます。そうであっても出処進退は難しいわけです。歳を重ねるということと成熟するということはイコールではありません。おとぎ話にしばしば見られるパターンは、主人公である若者が困難に遭って成長するというものです。主人公が困難に直面したときに、導き手となる賢者が登場します。そのような、賢者を主人公にしたおとぎ話もまた存在します。おとぎ話の世界では、歳を重ねるということは、成熟することであり、賢者に向かうことではないかと思います。

繰り返し同じ過ちを犯すことに対して「懲りない」という表現があります。ビスマルクは「愚者は体験しないと分からない」という趣旨の発言をしましたが、体験しただけではそれを知恵に変え、次の行動につなげることはできません。体験を自らの経験とするためには、体験を十分に受け止め、自分を客観的に見つめる必要があると思います。それが成熟のプロセスだろうと考えています。

ソニーバンクの預金残高は10月末で9,000億円に達し、投資信託も含めた預かり資産では1兆円の大台に乗りました。この実績は、これまでのソニーバンクのサービスが評価された結果だという自負を感じるとともに、お客さまからの期待が高いのだという緊張感も感じさせられます。

先日一部のお客さまのご協力を得て行なった不満足度調査によって、改めて、お客さまが何を望み、ソニーバンクがお客さまの目にどのように映っているのかを確認させていただきました。お客さまからの期待を裏切らないよう、ここまでの経験を活かし、よりよいサービスにつなげていきたいと思います。それがソニーバンクとしての成熟ではないかと考えています。

ソニー銀行株式会社
代表取締役社長
石井茂

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