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2007年7月17日「山田方谷(やまだほうこく)」成長するということ
最近、岡山県の高梁市(たかはしし)を訪ねました。山田方谷という人が生まれ、活躍した土地です。方谷は幕末に活躍した陽明学者にして理財家です。備中松山藩で、財政を中心に藩政の改革に成功しただけでなく、その改革は長州や越後長岡に影響し、その考え方は渋沢栄一にもつながっています。幕末に多くの理財家が現れましたが、そのなかでも方谷の実績は傑出していると思います。このような人物が育った土地に行ってみたいというのが動機でした。
山城で有名な備前松山城という土地柄ですから、山また山が続いています。方谷はその山道を何度も行き来していたのだと思うと感慨深いものがありました。そのような環境の中で自らを鍛え、成長していたわけです。方谷の場合、成長の鍵は古典と師であろうと推測しています。加えて、常に基本から考え、実証しようと試みていたところです。方谷の言葉や事跡を知ることは出来ますが、周りの人々を信服させていった人間力のようなものは感じることが困難です。それは身近で学ばないと学べないものなのでしょう。
ソニーバンクでは企業理念に「自由豁達で愉快な業務環境を整備する」と掲げています。企業は人で構成されますから、人がどのような気持ちで業務に取り組むのかが企業としてのパフォーマンスに大きく影響します。人を育てることが企業を育てることにもなります。自立した個人に向けてのサービスを謳っている以上、ソニーバンクで働く私たち一人ひとりが自立していたいと思います。少なくとも自立に向けて努力している必要があると考えています。人間力は一人ひとりが学んで身に付けていくしかないものだとは承知していますが、会社としても、その方向に努力し、お客さまのサービス向上につなげたいと思っています。
ソニーバンクは株主総会を終え、新しい陣容(といっても常勤役員はすべて重任されました)でスタートしています。引き続き、革新的でよりよいサービスを導入していくよう努めます。なにとぞよろしくお願いいたします。
ソニー銀行株式会社
代表取締役社長![]()

