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2007年2月26日「事業計画」数値目標だけでなく
今年は暖かい日々が続きます。寒さによって固まった身体が春に向ってほぐれていくということは期待できそうにありません。時間が経つといつのまにか緩んでいるといった具合に、メリハリのないままに春を迎えることになりそうです。
ところで、「雪が降らない」といったはっきりとした事象がある場合には「今年は例年と違う」と感じられるのですが、そうでなければ例年との違いを感じることは難しいのではないでしょうか。自分自身を振り返ると、物事を忘れやすいですし、そもそも感覚も鋭敏とは言い難いレベルです。あることを感じるというのは自分の中におきた変化を知ることでもありますから、自分自身を感じる力の問題だろうと分析しています。
感じるということについての事情は企業も同じです。業績、業容などの動きから企業自身の置かれている現状を感じ、把握することからすべては始まっているように思います。企業は環境に適応する存在です。外部環境の変化を感じ、それに対応していかなくてはなりません。また、対応にあたっては目標を見失わないことが必要です。さらにいえば、この道筋で目標に向かうのだという確信は企業としての確信、安心感にもつながります。
新年度を前に、ソニーバンクでは事業計画策定の時期となっています。企業によって事業計画のスタイルはさまざまでしょう。一般に、事業計画というとすぐに数値目標がイメージされがちです。いわば、テストで何点を取ろうという目標です。これは分かりやすいのですが、結果についての目標です。
私たちは、一度目標ができると無理やりにでも現実をその目標に合わせようとして、現実が見えなくなることがあります。間違いを嫌い、できれば常に正しくありたいと願っているからでしょう。そのこと自体は悪くないのですが、結果としての正しさを追い求めるあまり、逆に誤った結果となりがちです。正しさを追求すべき対象、あわせるべきものは自らがコントロールできるものであるべきでしょう。
ソニーバンクとしては、個人向け金融サービスをフェアに提供するという原点に正しくあるよう考え、これまでの6年を踏まえた事業計画を立案したいと思っています。
ソニー銀行株式会社
代表取締役社長![]()

