MONEYKitトップ > from MONEYKit > ソニーバンクからのメッセージ > 2006年6月26日
2006年6月26日「採用面接」目的を持ち続けること
お蔭さまでモバイルバンキングのサービスを無事導入することができました。
新サービス導入のようなプロジェクトでは、目的を明確にすることが大切です。あることをしよう、つまり目的を達成しようという決意が決まれば、その目的に達するよう手順をブレークダウンし、チェックポイントを確認しておくということになるかと思います。これはプロジェクト管理の基本です。人が何かを作り上げる場合、ほとんどこの発想に則っています。もっとも、目的と手順が見えている場合にはこれでよいのですが、イノベーションのように不確実性の多い場合にはこのように進みません。
プロジェクトに不確実性を盛り込む方法として、選択肢を用意するという考え方があります。しかし、大きなイノベーションの例をみると、想定を超えた偶然、あるいは縁とでもいうべき要素によって大きく道が変わっています。そこでは選択肢もあまり役に立たないように感じられます。それでも、プロジェクトを管理するには、何らかの見込みが必要でしょう。
ソニーバンクでは年間を通じて人材を採用しています。仕事を変わるというのは大きな決断ですから、面接に立ち会うたびに、それぞれの方が人生というプロジェクトを遂行しているのだと感じさせられます。ただ、最近、キャリアプランを持つというプレッシャーが強いのかも知れないとも感じることがあります。人生は不確実性の多いプロジェクトです。通常のプロジェクトのように一直線の展開を想定してもそのとおりになることは少ないと思います。また、そのような道筋でなければならないと決めてしまうのは非常に不自由であり、大切な経験を逃してしまうのではないかと危惧することがあります。
むしろ、一見無駄のように思えることであっても、挑戦しているという実感を持って取り組んでいるかどうかが大切です。細部まで見えていないプロジェクトを遂行するには、ある程度見込みを持った上で、一貫した目的を持ち続けるということが必要ではないかと考えています。大切なのは、目先の結果ではなく、自分の目標は何かという原理原則に立ち返って物事を捉えることではないでしょうか。
ソニー銀行株式会社
代表取締役社長![]()

