MONEYKitトップ > from MONEYKit > スペシャルインタビュー > メディアに訊く 日経WOMAN編集長 野村氏編

2005 No.251【12月号】
日経WOMAN
キャリア形成、結婚と恋愛、資格や語学、健康そしてマネー・・・。
20〜30代のワーキングウーマンがいま気になるテーマに迫り、働く女性の人生を応援する情報誌「日経WOMAN」が、12月号でマネー特集を組みました。今回の特集の狙いや働く女性たちのマネー観、そして働くことへの意識の変化などを、編集長の野村浩子さんにうかがいました。
お金は目標を実現させるために使うもの
『日経WOMAN』は、増刊という形で年2回マネー特集を出されていますが、今回は本誌の別冊付録というスタイルですね。マネーセンスの見直し方から、貯蓄や保険や年金の基礎知識、金融商品の仕組みの紹介など、かなり厚みのある情報量で構成されていて、とても勉強熱心な読者像が浮かんできました。
『日経WOMAN』のお金の特集は、「そもそもあなたにとって、お金って何に必要なの?」といったところからいつも取り上げています。まず自分の目標やビジョンを見つめることからスタートして、じゃあそれを実現させるためにはいくら必要なのか。それが定まれば、何年後までにいくら貯めたいからどういう商品を選んで、どれだけ運用に回すといったことが見えてきますよね。そのコンセプトは今回も大きくは変わっていません。
たとえばマネー情報誌なら、景気に連動して投資の機運が一気に高まるような記事の書き方もあると思うのですが、読者、というか働く女性はもう少し慎重です。「さあ投資のチャンス、いま買うならこの銘柄!」といった記事にぱっと反応するというよりも、たとえばお金の貯め方とか、銀行口座の見直し方といった基本的な知識へのニーズが高いのです。ですから情報量も、一冊まるごとという今回のようなボリュームになりました。

とはいえ、目標をもつというのは難しいですよね。仕事の目標にしても結婚にしても、まだそれが明確に見えていないから雑誌を読まれる方も多いと思いますが。
もちろん人生予定通りいかないことも多いです。ただ「将来何があるから分からないから」と闇雲に貯金することと、「こうなったらこのくらい必要」というのが分かっていることは大分違うと思います。自分のビジョンを定めてポートフォリオを組むといったマネーリテラシーは必要です。漠然と老後を心配していたら、お金が2千万円あっても3千万円あっても不安は消えないでしょう。
むしろ20代は最低限のお金、極端な話3カ月分の生活費ぐらい貯金できていれば、後は全部自己投資に使ってもいいのではないかと私は思っています。自分で稼げる力や、稼ぐことに対する自信がつかない限り、いくら貯金があっても不安は解消されません。20代は自分にとってどんな生き方がハッピーかをしっかり考え、気になることにどんどんチャレンジして上手にお金を使う時期。そして30代になったら、これまで投資してきたことを見直して、自分にとって投資を集中すべきところを見極めて、目標に向かってお金を使っていきましょうと、そんな提案をしています。
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