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為替・金利レポート
フィスコ為替・金利レポート:1週間のポイントと円金利 2008年10月20日〜10月24日

〜ドルは対円で急落も、対欧州通貨、オセアニア通貨では堅調推移〜

世界的な景気後退懸念の広がりから株式市場の下落を受けてリスク回避の円買いが全般的に強まり、ドル・円は90円台まで下落した。ドルは欧州通貨、オセアニア通貨、新興国通貨に対しては、ドルの手元流動性確保やリパトリ(リパトリエーション=資金回帰)に絡むドル買いなどにより堅調推移となった。
株式市場では、米9月景気先行指数の予想外の上昇、バーナンキ米FRB(連邦準備理事会)議長が20日の証言で「現時点で米議会が景気刺激策を検討することは適切」「追加景気刺激策は大規模にすべき」と述べ、米追加景気刺激策を支持する姿勢を表明したこと、ウォールストリートジャーナル紙報道「ブッシュ米政権、約400億ドルの住宅ローン借り手保護策検討」が好感されたが、米国の企業業績の低迷、週次新規失業保険申請件数の増加、8月住宅価格指数の下振れなどは下落につながった。
10月7日開催の豪準備銀行理事会議事録「世界的な成長見通しの悪化、インフレの大幅な低下を意味する」「金融緩和政策が適切だと判断」、スティーブンス豪準備銀行総裁発言「今月の大幅利下げ、景気刺激策、豪ドル下落が景気を支援する」は豪ドル売り、ニュージーランド1%利下げ、ボラード・ニュージーランド準備銀行総裁発言「ニュージーランド経済は既にリセッション(景気後退)に陥っている」はNZドル売り、キング英中銀総裁発言「現在、英国経済はリセッション入りした可能性」はポンド売りにつながった(ドル買い、円買い)。

〜円金利〜

先週の動き(10月20日〜10月24日)

10月20日の夕方に財務省は10年物価連動国債と15年変動利付国債の年内の発行を取りやめると発表した。この発行中止分の財源不足分は20年国債の11月以降の発行予定額を毎月8,000億円から9,000億円への増額などで対処することとなり、これを受けて超長期ゾーン主体に売り圧力が強まった。20年105回の利回りは21日に一時2.225%に、30年29回も一時2.4%台に上昇した。21日の30年国債入札は、これまで購入していた海外投資家の動向が不透明となりやや懸念されていたが、一部の国内投資家が積極的に購入したとみられ、結果としては無難な入札となった。これを受けて超長期ゾーンにも押し目買いの動きも出てきた。そして22日の後場からは外為市場でユーロが大きく下落し、23日にはドル円は一時95円台に、ユーロ円は123円台をつける場面もあった。この急激な円高もあり、東京株式市場では輸出関連株主体に売りが入り、日経平均株価は再び下落し直近安値を更新した。この株安などを受けて債券は全般に買い進まれ、10年債利回りは節目とみられた1.5%を大きく割り込み、2年273回も0.7%を割り込んだ。

今週の予想(10月27日〜10月31日) 長期金利の予想レンジ 1.40%〜1.60%

  • ※当レポートでは米ドルをドルと表記しています。

 

  • ※本資料のご利用については、必ずディスクレーマー(免責条項)をお読みください。

レポート提供:株式会社フィスコ

http://www.fisco.co.jp/

株式会社フィスコは1995年5月に設立された日本では数少ない独立系の金融市場の調査機関として、機関投資家や個人投資家へリサーチサービスを提供しています。

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