MONEYKitトップ > from MONEYKit > 為替・金利レポート > フィスコ為替・金利レポート:1週間のポイントと円金利 2008年8月18日〜8月22日
〜株価・原油価格動向をにらみながらドル売り・買い交錯〜
米金融不安、グルジア・ポーランドを巡る米ロ関係悪化を受けた地政学的リスクの推移により、株価・原油価格動向をにらみながらドル売り、ドル買いが交錯する展開になった。
米政府系住宅金融会社への公的資金注入の可能性や国有化観測、金融機関の損失拡大懸念から金融不安が高まったが、その後、米証券大手の買収観測を受けて不安は緩和された。
ロシアとグルジアの停戦合意(16日)後も、ロシアの撤兵が進まないことに対して、北大西洋条約機構(NATO)外相理事会はロシアとこれまで通りの協力は続けられないと警告する声明を採択(19日)。一方、ロシアは、米国がポーランドとミサイル配備で合意したことで(20日)、ロシアを仮想敵国にしたものと強く非難、NATOとの軍事協力を凍結すると通告(21日)。ロシア撤退完了宣言も、米仏は「不十分」とした(22日)。
米経済指標では、8月NAHB(米住宅建築業者協会)住宅市場指数が過去最低に留まり、7月生産者物価指数が前年比で27年ぶりの高い伸びを示す一方、7月住宅着工件数が過去17年で最低に落ち込んだことで、スタグフレーション懸念が強まった。7月景気先行指数は予想以上に低下し、8月フィラデルフィア連銀製造業業況指数は予想を上回るマイナス幅縮小となった。
〜円金利〜
先週の動き(8月18日〜8月22日)
米政府系住宅公社に対しての政府による公的資金注入観測から金融不安が再び台頭し、質への逃避の動きから18日の米国市場では米債は買われ、19日の債券先物は138円02銭と寄り付きから138円台に乗せてきた。19日の日銀の金融政策決定会合では、現行の金融政策維持を全員一致で決定。同時に発表された声明文では景気判断を下方修正した。ほぼ事前に予想された内容でもあったことで、むしろ債券先物は思惑的な買いの反動もあってか戻り売り圧力も次第に強まった。引け後の白川日銀総裁の会見でも利下げを意識させるような発言はなかった。20日に実施された5年国債の入札結果はほぼ予想された水準でテールも短く無難な結果となったが、この日は利下げへの思惑などの反動売りが入ったとみられ、一時前日比62銭安の137円34銭まで売られる場面があった。しかし、現物10年1.470%、5年73回1.045%がヒットされたところでは投資家の押し目買いが幅広く入り、その後先物は安値から50銭以上値を戻など20日の相場はやや乱高下する展開となった。その後は債券先物は138円近辺での動きとなっていたが、週末には高値警戒も強まり、また26日の20年国債入札も控え、長期・超長期主体に上値が重くなった。
今週の予想(8月25日〜8月29日) 長期金利の予想レンジ 1.40%〜1.50%
- ※当レポートでは米ドルをドルと表記しています。
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レポート提供:株式会社フィスコ
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