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為替・金利レポート
フィスコ為替・金利レポート:1週間のポイントと円金利 2008年8月11日〜8月15日

〜引き続き原油価格の調整進行、日欧景気減速懸念からドル買い優勢〜

引き続き原油価格の調整進行、日欧景気減速懸念などからドルが全般的に買われる展開になった。NY原油先物価格は、先進国の景気減速に伴う原油需要の減少観測やドル高進行に伴う投資魅力の低減などから、一時約3ヵ月半ぶりの安値111.34ドルまで下落した。
日本の4〜6月期GDP(国内総生産)1次速報値が1年ぶりのマイナス成長に転じ、ユーロ圏、独、仏の4〜6月期GDP速報値も前期比で軒並みマイナスとなった。米経済指標では、6月貿易赤字が予想外に改善、7月財政赤字は予想を上回る拡大、7月輸入物価指数は上昇、7月消費者物価指数の前年比は17年半ぶりの大幅な伸び、週次新規失業保険申請件数は予想を上回り、8月NY連銀製造業指数は予想外の上昇、7月鉱工業生産・設備稼働率は上振れ、8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は下振れたが、前月から改善した。
フィッシャー米ダラス地区連銀総裁「2008年下半期は、ゼロ成長になる可能性がある」など、米景気に弱気な発言がみられた。また、スターン米ミネアポリス連銀総裁「燃料価格の上昇がない限りインフレ低下予想」、ロックハート米アトランタ連銀総裁「インフレは下半期に緩和」「金融政策は現状維持を望む」、エバンズ米シカゴ連銀総裁「インフレは中期的に緩和」「政策金利は緩和的だが、景気に刺激的ではない」などの発言に、FRB(米連邦準備理事会)は現状の低金利政策を当面続けるとの予想が広がった。

〜円金利〜

先週の動き(8月11日〜8月15日)

この週は、お盆休みを取っている参加者も多かったとみられ、週初は閑散小動きとなったが、週末にかけては薄商いの中、先物主導で急落するなど値動きの激しい展開ともなった。13日に発表された4〜6月期実質GDPは前期比年率-2.4%と、ほぼ市場予想に近い数値となったものの、あらためて日本の景気後退が意識された。また、米金融機関の損失拡大懸念などから米国では質への逃避の動きもあったが、日本でも13日に不動産開発やマンション分譲を手がけるアーバンコーポレイションが東京地裁に民事再生法の手続き開始を申請したことなどから、質への逃避への動きも入ったとみられた。14日に長期金利は一時1.415%をつけ、目先の節目とみられる1.4%に接近し、債券先物も14日に中心限月としては4月24日以来となる138円台をつけてきた。14日に発表されたユーロ圏4〜6月期実質GDPも0.2%のマイナスとなり、日米欧ともに景気後退が意識された。しかし、日本ではまだ利下げまで織り込めるような状況ではない。週末15日には債券は高値警戒感も強まり、加えて20日に予定されている5年国債入札へのヘッジ売りなども入ったとみられ、債券相場は急落の展開となり、長期金利は一時1.5%に上昇し、債券先物も一時138円を割り込むなど波乱含みの展開となった。

今週の予想(8月18日〜8月22日) 長期金利の予想レンジ 1.40%〜1.55%

  • ※当レポートでは米ドルをドルと表記しています。

 

  • ※本資料のご利用については、必ずディスクレーマー(免責条項)をお読みください。

レポート提供:株式会社フィスコ

http://www.fisco.co.jp/

株式会社フィスコは1995年5月に設立された日本では数少ない独立系の金融市場の調査機関として、機関投資家や個人投資家へリサーチサービスを提供しています。

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