MONEYKitトップ > from MONEYKit > 為替・金利レポート > フィスコ為替・金利レポート:1週間のポイントと円金利 2008年8月4日〜8月8日
〜原油価格調整進行、日欧景気減速懸念などからドル全面高に〜
原油価格の調整進行、株価反発、日本の景気後退観測の浮上、欧州景気減速懸念などからドルが全般的に買い戻される展開になった。5日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の据え置き決定、声明で引き続き景気、インフレ両にらみを続ける姿勢が示され、反対票が今回もフィッシャー米ダラス連銀総裁の利上げ主張のみにとどまったことから、早期利上げ観測が後退。それが株式市場で好感された。
日本の内閣府は、6月景気動向指数のCI一致指数の低下で基調判断は悪化を示すとし、8月月例経済報告では基調判断を下方修正し、「景気は後退局面入りした可能性がある」と表明した。7日のECB(欧州中央銀行)理事会では、政策金利の据え置き決定、トリシェECB総裁が会見で「指標は08年半ばのGDP(国内総生産)が弱まる事を示唆」と述べ、金融政策の姿勢については「バイアスは持っていない」と改めて表明したことで、年内の追加利上げ観測が後退した。
米経済指標では、6月コアPCE(個人消費支出)価格指数が予想を上回る上昇となり一時インフレ加速懸念が強まり、7月ISM非製造業総合指数も上振れ。米新規失業保険申請件数が約6年半ぶり高水準に達しリセッション懸念が出たが、6月住宅販売保留指数は予想外に回復した。
〜円金利〜
先週の動き(8月4日〜8月8日)
4日に8月中旬までに経済対策の骨格を作れと首相から指示があったとの与謝野経済財政担当相の発言があり、国債増発や税収の下振れ懸念などが一時、現物の上値を抑える場面もあったが、むしろ景気下振れ観測の強まりによる金利の先安感も強まったことで、中期ゾーンを含め現物全般に買いが広がり、先物は買い戻しの動きを強め、債券先物は中心限月としては4月24日(9時〜15時ベース)以来の137円台を回復した。5日に実施された10年国債の入札結果は、最低落札価格99円69銭、平均落札価格99円74銭、応札倍率2.57倍とほぼ予想されたような無難な結果となった。そして6日には6月景気動向指数の一致CIが1.6ポイント低下となり、内閣府は景気動向指数の判断を「悪化」へ変更した。これを受け景気後退観測がさらに強まり、債券先物は一時137円40銭まで買い進まれた。さらに米国市場では7日に実施された30年国債入札が好調な結果となり、米10年債利回りは3.92%と大きく低下したことから、週末8日に債券先物は137円69銭に上昇して寄り付き、2年債利回りは0.7%割れ、さらに10年新発295回も1.5%を割り込むなど、しっかりした展開となった。
今週の予想(8月11日〜8月15日) 長期金利の予想レンジ 1.4%〜1.6%
- ※当レポートでは米ドルをドルと表記しています。
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レポート提供:株式会社フィスコ
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