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ファンドマネージャーインタビュー
ファンドマネージャー・インタビュー 中埜真二氏(T&Dアセットマネジメント「世界物価連動国債ファンド(愛称:物価の優等生)」ファンドマネージャー)

必ずお読みください 個別ファンドの重要事項

運用はインデックス運用に定評があるバンガード社が運用

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このファンドはどのような体制で運用していますか?

このファンドはファンド・オブ・ファンズの形式で運用しており、主な投資対象となる「グローバルインフレ連動国債」の運用は、ザ・バンガード・グループの一員で世界有数の運用会社であるバンガード・インベストメンツ・オーストラリア社(以下・バンガード社)が行っています。ザ・バンガード・グループは1975年に米国で創立され、30年の歴史を持つ独立系運用会社です。1976年に業界初の公募インデックスファンドの運用を開始するなど、インデックス運用のエキスパートとして世界中でその実績は認められています。グループ全体の総資産額は2007年3月現在で144兆円を超えています。当該ファンドの運用を担当しているバンガード・インベストメンツ・オーストラリア社には、CIOを含めて10名以上の運用担当者が在籍し、このうち6名が債券を担当しています。

当社では、この世界物価連動国債ファンド「物価の優等生」など、当社で扱っている約70本のファンドを私を含めた5名のファンドマネージャーと、3名のアシスタントファンドマネージャーで見ています。具体的には債券と株式で担当者が分かれ、債券は私のほかにもう2人のファンドマネージャーが主に担当しています。

各ファンドによってスキームが異なるため、それぞれ管理の仕方が違います。この世界物価連動国債ファンドの場合は実際の運用を行っているので、バンガード社とは毎日連絡を取り、ファンドのパフォーマンスがおかしければ、その原因について追求したり、定期的にポートフォリオの中身について確認したりしています。

当ファンドの主な投資対象である「グローバルインフレ連動国債ファンド」はバークレイズ・キャピタル世界インフレ連動国債インデックス(除く日本)に採用されている物価連動国債に投資するインデックス運用を行うファンドです。ケースによっては、原因の究明からアフターフォローについてまで意見を交換しないといけませんが、幸いにもバンガード社はインデックス運用に定評のある運用会社なので、パフォーマンスについて追求することもなく現在に至っています。

当ファンドを含め、運用を委託している先のファンドマネージャーが交代したり、大きな動きがあったときは直接現地に行くこともあります。最近では7月初旬にヨーロッパに行き、各運用会社を訪問しましたが、バンガード社に関してはいまのところ直接訪問する必要性があるような大きな変化はありません。

また、ほかにも毎週火曜日にチームミーティングを開きます。このミーティングには、私のチームが担当する全ファンドについて運用状況を評価するという目的があるため、それぞれのパフォーマンスの分析や、主要ファンドに関しては投資行動などの説明がされます。また、何か報告すべき事項がある場合にしか私は出席しませんが、月に一度、当社の全ファンドのパフォーマンスについて評価を行う全体的な会議も開かれます。全ファンドのパフォーマンスをまとめた資料が配られ、運用担当者全員で各ファンドについて確認します。この会議において世界物価連動国債ファンドのパフォーマンスには問題がないので、特別に報告したケースはありません。

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ファンドマネージャーとして、どのような1日を過ごしていますか?

通常は午前6時から6時半ぐらいに起きます。夜は日によって帰る時間がまちまちなので、必ず子どもと顔を会わせられるわけではありません。だから朝食だけは一緒に食べるようにしています。大体7時半に家を出て、会社には8時半頃に着きます。ファンドマネージャーとしては随分ゆっくりと思われるかもしれませんが、その理由は私の担当しているファンドのほとんどが外部と提携しているファンドのため、朝早く起きて情報収集をする必要がないからです。むしろ主に海外のファンドが中心なので、現地の運用会社と連絡を取ることなどがあり、朝早く来るよりも夜遅くまで残っていることの方が多いですね。

会社に着くと、まず各ファンドがいま持っているポジションの確認・更新をします。ファンドが解約されてしまうケースもあるので、解約された分だけ減少した信託財産のメンテナンスも行っています。とにかく担当しているファンドの数が多いので、それぞれのポジショニングの更新やメンテナンスをやっていると、瞬く間に午前中が終わってしまいます。

午後になると、日によっては定例会議が開かれることがありますし、ときには勉強会やセミナーの講師を務めることもあります。最近は新ファンドの立ち上げという案件を抱えているので、その打ち合わせに忙殺されている感じです。また海外のファンドを主に担当しているので、それらの運用会社との連絡などに追われています。例えばある運用会社から助言を受けているファンドの場合は、「目標とするアロケーションの変更内容とともに具体的な銘柄についての取引内容」の連絡があります。その助言を受けて同ファンドのポートフォリオに、指示された取引内容を加え、問題のないことを確認したうえで実際に執行します。実際の取り引きは、ヨーロッパ市場のマーケットのオープニングにあわせて執行することが多く、日本時間で言うと基本的には午後に行うことが多いです。

ほかにもファンドに投資されているお客さまや年金を委託されているお客さまには、四半期に一度のペースで報告したり、マーケットに大きな動きがあったときは、その説明をする場合もあります。新規のお客さまを対象に、運用手法やファンドの説明を行うこともあります。

そうこうしているうちに夜になり、午後8時ぐらいに家に帰ります。早いときには午後6時半から7時半ぐらいには会社を出ます。早く帰った日は子どもと一緒にお風呂に入ったり、学校の話を聞いたりして、11時ぐらいには寝るようにしています。

ファンドの仕組み

ファンドの仕組み

バンガードの5つの本質
  • ファンドが運用会社を所有する独特の企業構造
  • ローコスト・リーダー
  • 長期投資運用の重視
  • 一貫した投資哲学
  • 顧客利益の最優先

 

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